永久クリース

画像はブラックサインのバーズアイのトラウザーズ。

コットン素材のトラウザーズというのは

洗濯機で洗えて(物によりますが)非常に便利な穿きモノではありますが、

洗っちゃうと新品時のクリースが消えて、

アイロンをかけないといけない。

『毎回アイロンがけは面倒だ』

ということで合理性の国、アメリカで1960年代に生まれたのが

リーバイスのスタプレスト。

皺にならない素材で、洗ってもセンタークリースが

消えないという代物でした。

スタプレはポリ素材なので形状記憶に優れておりますが、

コットン素材でこれをやろうとなると

本縫いミシンでクリースを縫うことになります。

このステッチによる永久クリースは1970年代〜80年代にかけて

日本のカジュアルパンツにも見られました。

お客様からの依頼で初めてやってみましたが、

生地端2-3mmくらいに針を落とすと綺麗に仕上がりました。

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