90`s JEAN PAUL GAULTIER
(56-8007)
本日は90年代のゴルチエのサングラスを2本ご紹介します。
共にスケルトンな意匠が効いた怪作!?です。
(全てデッドストックコンディション)
フロントシールドはゴールドメッキの歯車!?
こんなの見たこと無いです.........。
レンズは当時のオリジナルで、ブルー系のグラデーションです。
コーティングの剥がれは無く、このままお使いいただけます。
中の芯材が見えるようにテンプル表側のみクリアー。
芯材は当時オリジナルで起こされた歯車型の形状。
テンプルの裏側がクリアーってのは稀に見ますが、ゴルチエの意表を突いた発想には脱帽モンです。
次行きます。
90`s JEAN PAUL GAULTIER
(56-0078)
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本日ご紹介2本目も透け透けシリーズ。
こいつも相当やらかしてる個体になります。
フロントはセル生地とメタルフレームをドッキング。
単純にフレーム2個分作るくらいの手間暇が
かかっていると思います。
思い求めるデザインを具現化するために
時間、コストを顧みず、ハードワークを持ってして
物作りに向き合った姿勢に感服致します。
当個体もテンプルの表側のみスケルトンで
骨型の芯材が............。
90年代という時代はファッションが多様化し、
私の知る限り最もカオスな時代だったと思います。
例えば、
ギャルソンの超高いカーディガンにヴィンテージのXXを合わるハイソな人、
ゴリゴリの鋲ジャンにゲッタグリップのブーツを履いたパンクス、
そうそう、グッドイナフとかアンダーカバーとかも
90年代からのスタートでしたね、多分。
他にも20471120とかBeauty:beast、W<、クリストファーネメス
とか............やばめっちゃ懐かしくなってきた。
懐かし話で暴走しそうなので
ゴルチエに話を戻します。
当時ゴルチエを買ってた人って女性が多かった印象が強いです。
それもゴリッゴリのゴスロリ系女子。
私は1990年代の終わり頃にゴルチエのスプリングテンプルの
サングラスを入手しました。
自分的にはそのころデザイナーズ系はひと段落で、
ラングラーのGジャンにM-65のフィールドパンツとかで
合わせてました。
20年くらい経過した今になって、猛烈なゴルチエマイブームが
やってくるとは思いもしなかったですが、
物の良し悪しがある程度判断できるようになってから
改めてゴルチエのアイウェアに向き合ってみると
『毎年のコレクションでよーこれだけオリジナルのパーツを
作っとったな....』
当時1つのモデルで数万個は作っていたらしいので
型代もペイできていたのか..........
にしてもこれだけ尖ったデザインが数万個も売れていたと思うと
相当狂った時代だったと思いますよね。
余談ですが、
当時のパーツを作っていた製造元を訪ねた知り合いから聞いたのですが、
パーツ製造会社の社長が変わったタイミングでパーツのストックは全て廃棄。
製造元の株式会社村井にもフレームの在庫は
一切無いとのこと。
現在村井は国内の生産工場を閉鎖し、眼鏡問屋さんとして
営業しているそうです。